[モデル不足] 電子工作にモデルベース開発を適用してみた

プラントモデル構築あるあるなのですが、このプラントモデルというヤツは、これはこれで作り込んでいってシミュレーションをしていくうちに、だんだん現実世界と挙動が合ってきて楽しくなってきます。そうするとふとした瞬間目的手段がすり替わっている自分自身に気が付きます。いつの間にかモノを作ることを忘れて、プラントモデルを作ることが目的になってしまってるんですね。 コントローラモデルと違い、プラントモデルはモノを直接作ることに作用しません。プラントモデルに時間をかければ精度は良くなりますが、いくら時間をかけてもモノは出来上がらないことは頭の片隅に入れておきましょう。

プラントモデルの汎用性・再利用性を考えていくと、どうしても対象のモノの全ての現象を再現するようなモデルを作りたくなってしまうんですが、残念ながらモノの挙動を全部てんこ盛りにしたモデルを作ると、軽々と「シミュレーション時間 >>> 実時間」になります。例えば「10sec間の挙動をシミュレーションをするのに、計算時間がウン日かかる」みたいなハナシです2。なので、「ロジックのドコを検証したいのか?」を忘れずに、その部分にフォーカスした、スマートなモデル作りを心がけましょう。